GD(グループディスカッション)の全体像~これを読めばGDですべきことが分かる!~

GD(グループディスカッション)の全体像~これを読めばGDですべきことが分かる!~

就活生の中でも得意・不得意が非常に分かれるのがこのGD(グループディスカッション)です。
今回はGDの全体像やポイントなどをお伝えしていきます。

GD(グループディスカッション)って何のためにあるの?

そもそもGDはなんのためにあるのでしょうか?
企業がGDを実施する目的は以下3点あります。

【グループディスカッションの目的】
①一般マナーチェック
②(ESから見えない)性格・価値観の判定
③協調性の確認

①一般マナーチェック
こちらは大手日系企業などで良く見られています。(特に銀行など)服装などの身だしなみや姿勢、入退出のマナーなど細やか点をチェックし、企業に勤める上でふさわしくない行動をしないか確認しています。
マナーについては、以下記事にてまとめているので、記事の内容をしっかり押さえておけば問題ありません。

話す内容よりも重要!?面接で守るべき身だしなみやマナーとは??

②(ESから見えない)性格・価値観の判定
ESを通過したということは、企業の人事は皆さんに一定興味を持っている状態です。
その上で、
1.ESに書いてある内容と本当に同じ特性を持っているか
2.チームワークをするとESに書いてある以外でどんな良さ(悪さ)があるか

を見ています。

1.については、実際にESで嘘を書いて来る就活生もいるため、ESの印象と著しく異なっていないかを確認しています。
極端な例でいうと、明るくハキハキしています!とESに書いているのに、GD中にほとんど話さずディスカッション外でも他の就活生とも話さないでいると、全く性格が違うことになります。
そういった人がいないか?というのを確認する意図となります。

2.については、特にES通過が当落線上だと、より強くみられるポイントとなります。

企業はES~面接まで一貫して、求める能力や特性の評価軸を持っています。ESを通過した際に、評価軸のどれかがESから伝わらないとき、その特性があるかどうかをGDで見極めるのです。
例えばES通過連絡が少し遅れてきた人などは、当落線上だった可能性があるので、その旨留意して、自分はその企業にとって何が足りなそうか考えた上でGDに臨むことをお勧めします。

③協調性の確認
ここが一番どの企業も重要視しているかもしれません。ESで非常に良いな、尖った才能を持ってそうだなと思っても、企業ではチームで働くことが当たり前なので、協調性は必要となってきます。
例えば、相手の意見を最初から否定しないか、自分の意見を無理やり押し通さないか、相手が話しているのに遮って自分だけ話していないか、などを見られています。
協調性については自分で意識すればコントロールできることでもあるので、一回GDで練習して客観的なフィードバックをもらい改善するように努めましょう。

GDのお題例

それでは、GDではどんなお題が出るのでしょうか?
大きく分けると以下のテーマのお題が考えられます。

①課題解決系
②観念系
③討論系
④資料読み込み系

①課題解決系
その名の通り課題解決を検討するディスカッションテーマとなります。
例えば以下のお題などがあげられます。

【お題例】
・スターバックスの売上を上げるには?
・新しいxx社の商品を考える
・現在の教育問題についての課題と解決策を考える 等

以下のような業界で多く取り扱われます。

【業界例】
・経営コンサル
・IT系
・金融系

仕事として、クライアントの課題解決に取り組むようなB to B企業で多く出されるお題となっています。
そのため、GD中もロジカルさや意見の精度・議論の推進力を強くみられます

②観念系
こちらは課題解決系よりもう少しざっくりとしたお題で、答えがなく意見が分かれるタイプのGDとなります。

例えば以下のお題などがあげられます。

【お題例】
・新入社員に求められる力は何か?
・社会人に必要な三種の神器は
・理想の企業とは?

業界例は以下の通りです。

【業界例】
・各種メーカー系
・小売・流通系
・(一部)経営コンサル

答えのない議論のため、抽象的なものを自分達なりにいかに定義できるか、自由な発想でどんなアイデアが出るかが見られています。
出題業界も比較的メーカー系などB to C企業に多いイメージです。

③討論系
こちらは、賛成派・反対派に分かれて議論を行う形式です。
お題例は以下の通りです。

【お題例】
・新入社員は3年目でやめるべきか?
・裁判員制度は継続するべきか?
・新卒一括採用制度は撤廃すべき。是か非か?

業界例は以下の通りです。

【業界例】
・IT系
・外資メーカー系 等

このテーマの場合、どちらのスタンスになっても明確な基準・根拠を持って論理的な説明ができるかを見られています。
また、対立形式にすると必ず場が荒れるので協調性があるのかもすぐに判断されてしまいますので注意が必要です。

たまに、例で挙げているような裁判員制度のように、一定の前提知識がないと、全く議論に参加できないこともあるので、受験企業の過去GDお題などはチェックして対策を練るようにしましょう。

④資料読み込み系
その名の通り、資料を読み込んだ上でディスカッションをする形式です。
お題例は以下の通りです。

【お題例】
・新しい店舗を立てるにはどこが最適か?
・以下の中から採用すべき人を3人選択せよ
・売上が落ちている部門の原因を突き止め、打開策を考えよ

業界例は以下の通りです。

【業界例】
・製薬会社
・外資メーカー系
・経営コンサル 等

他のGDと、資料を読み込むことになるので、資料内容を瞬時に把握する理解スピード、元々の知識量なども求められることになります。
よっぽどの知識量・地頭の良さでない限り、初見でこのGDを突破するのは困難なので、事前に内定者の先輩から情報をもらい対策を取ることをお勧めします。

以上の違いを認識した上で、GDに臨むことが重要です。

GDにおける役割

GDにはいくつかの役割があります。役割を理解した上で、自分の得意なものやディスカッションメンバーの構成を踏まえて、GD中に自分の役割を決めていく必要があります。

役割は大きく以下の4点です。

①ファシリテーター
②書記(裏ファシリ)
③タイムキーパー
④アイデアマン

①ファシリテーター
一番目立つポジションでもある仕切り役です。意見の吸い上げや議論の整理ディスカッションがぶれないよう、方向性を示していく役割となります。

必然的に発言量が多くなるポジションですので、ファシリテーターを行う自信があるのであれば、真っ先にやるべき役割です。
一方で、このポジションは皆狙ってくるので、下手に取りあいをすると悪印象になってしまったり、議論を円滑にできないと逆に評価が下がってしまうことがあるので要注意です。

②書記(裏ファシリ)
その名の通り、議論の内容をホワイトボードや紙に整理していく役割です。ただ議事メモを書く役割と思いがちですが、議論の結果や論理構成を図示して整理したり、必要な情報だけを切り取って記載できると、発言をしなくてもバリューが出せる非常に有益なポジションとなります。
また、書記を行っていると一番客観的に状況を把握できるので、議論の方向性がずれているときに口出しして方向を修正することなどもできます。
そのため、裏のファシリテーター的ポジションにもなるのです。

考えを整理することが得意な場合は、おすすめのポジションです。

③タイムキーパー
議論の中で時間を測る役割です。タイムキーパーと聞くと、ただ残り時間を伝える役割と思われがちですが、それでは役割を発揮できていません。議論の最初で決定した時間通りに議論を進めることを促すポジションとなるのです。
また、状況によっては、途中の議論の時間を予定より多く設け、収束の時間を短くするなど、時間配分を適切にコントロールすることも重要となります。

そのため、ファシリテーターと共に議論を収束させるための役割と理解しておくとよいでしょう。

タイムキーパーも時間を測るだけでなく、上記を意識できればとても評価が高くなります。

④アイデアマン
これまで述べた役割とならなかった人は、必然的にアイデアマンとなります。
名称はアイデアマンですが、単純にアイデアだけでなく、ロジックの部分も含めて、積極的に意見を出す役割となります。
他役割と違って、面接官からすると明確な役割はないため、適切なアイデア・意見を言うことが重要となります。
書記や時間を測るといった役割もないため、アイデア出しのタイミングなどでは特に発言量を増やして、議論の内容を濃くしていくと評価が高くなります。



このようにGDでは役割がいくつかあります。自分が得意な役割をみつけて、その役割を積極的に取っていくことをおすすめします。

GDのポイント

最後に簡単にGDのポイントを述べていきます。詳細な対策方法は別途記事を作成いたしますので、そちらをご参照ください。

①GD前の会話で相手の性格を把握する
多くの場合、就活生の皆さんは早めに会場に行くため、選考開始まで他の就活生と話す時間ができます。
ここで積極的に会話をしていくと、大体ですがどんなタイプなのか分かってきます。

例えば、非常に積極的に話すタイプとか、色々な人に話を振る調整タイプとか、大まかな人間性が見えます。
見えてきた人間性から、その後のGDがどんな雰囲気になりそうか、皆が度の役割を取りそうか、などが想定できます。

この準備ができているだけで、より冷静にGDに取り組むことができます。

②序盤の会話で主導権を取る
GDに慣れてくると、どの議論でも鉄板の流れがあることに気づきます。
具体的には、以下はどの議論でも絶対に行います。

1.自己紹介をする
2.皆で役割を決める
3.ディスカッションのタイムスケジュールを決める
4.お題で曖昧な部分を定義づけ・前提づけする

ある種発言内容まで同じだったりするので、ここまでの進行・促しは積極的に行いましょう。
仮にファシリテーターを取れなくても、この流れを作ると序盤は少なくとも議論の中心にいるように見えます。(その後発言が減ってはダメですが…)

③議論中は他メンバーの目線をみる
常に見る必要はありませんが、随所で回りの就活生が誰に目線を向けているか確認すると良いです。
議論を進めていくと、議論の中心にいる人物、有力な人物に目線が集まるようになります。
特にあなたが優秀だと思った人が、あなたに対して目線を向けながら話しているときは、GDの中でも良いポジションにいることが多いです。
このように相手の目線をみることで客観的に自分の状況を把握することができます。

反対に、全く目線を向けられないときは、今までの議論の仕方は良くない可能性があるので、より積極的に発言するなど議論の仕方を変えていく必要があります。

まとめ

ここまでGDの全体像やGDのポイントなどをまとめました。
どのGDにおいても、客観的に自分を把握することが重要となりますので、練習や本番など積極的にフィードバックをもらうようにしましょう。